2006年05月21日

緑の匂いが恋しい

このマンションに住みだして1ヶ月半が経ちました。・・・今年に入ってから初めてマンションに住むということを経験し、ウィークリーマンション住まいを1ヶ月半ほど経験し、今のマンションに定住をすることになりました。

阪神大震災の頃は、それこそ家を転々とし、その間はいろんな条件の、超高層マンションにも、アパートにも、マンションにも団地にも仮住まいしましたが、自分の家がマンションになったことはありませんでした。

暮らす上で、一戸建てからマンションになったことへの不便は特に感じていませんが、一つだけ気が付いたことがあります。それは

「ミドリの匂いを求めないと感じられない」

ということ。神戸は、緑が少ないというところではないですし、それほど建てこんでいるわけではありません。どちらかといえばまだ自然があるほうではないでしょうか。だからこそ自分で驚いたのですが、無性に土のというか、植物の香りというか(花のいい香りとかそういう意味ではなくて)そういうものが恋しくなってしまいます。

よく「都会の子は自然に触れていないので・・・」みたいなお題目が聞かれ、

「ソレは確かに昔に比べたらそうだけど、そこまで言うほど何も経験していないなんてことはないよ」

と思っていたのですが、こういうマンション住まいをすると、求めないと体験できないんだなぁと思いました。

私はずっと一戸建てに育ちましたし、意外に田舎っぽい経験もしています。雨の前には「雨の香り」がありますし、10代後半くらいからできなくなりましたが、子供の頃はよく焚き火をしていました。

庭で木登りをし、虫を取り、花の蜜を食べてハチに追いかけられたり、雨の日はアマガエルがぴょんと飛んできたり・・・。

確かに虫はいますし、蚊にはさされますし、当時はこれが当たり前だと思っていたので、虫がいることの嫌悪感や庭掃除のわずらわしさしか考えないほどでした。まして私はガーデニングとかの興味もないので、植物を育てるということもありませんでしたし。庭の手入れも家族に任せっぱなし。

でも、今改めて知人の家に行ったときに、土の匂いやら緑の匂い、雨の匂いをかぐと、無性に懐かしいというかうれしい気持ちがします。てんとう虫やらバッタ、トンボをみつけて子供みたいに眺めていたりする自分がいます。

そして、人に話すと「○○(元住んでいたところ)にいて、結構田舎な遊び経験してたんだね」とよく言われます(笑)

現代人が、癒されたいと自然を求める気持ちは、特に不思議と思ってはいなかったのですが、自分の感覚としてそこまで渇望することへの実感はなかったんです。せいぜい、旅行が好きな人が行くのかなぁくらいの感想でした。でも、自分で住んでみて初めて、大なり小なりこの気持ちが「分かるなぁ」という感じです。

ずっとそういう感覚のままいると、なんだか自分が本当に無機質なコンクリートの塊の中にいる気がして(実際そうなんですが(^^;))辛い・・・とまでは言いませんが、自然の匂いを感じたくなります。

今まで生まれ育った土地と、今の住まいとはそれほど離れていないのですが、当たり前のように思っていた「空気」さえ違っていた・・・。

これも経験して初めて分かったことの一つ。そして私の中では結構大きな発見でした。

今年になって、こういう「経験して初めて知ったこと」がたくさんあります。

文章として、知識としては知っていたけれど、実際体験して実感として知ったことは自分の価値観や行動も替えることがあります。生活環境が変われば、未経験のことに出会う、そのことは当然なのですが、そのたびに「知ったつもりで知らないこと」は本当に多いものだと思い知らされます。

これからも、こういう経験をしたから見方が変わったという、実体験に伴う「知」、そして自分なりの「変化」を増やしていきたいと思っています♪

posted by 紫苑 at 21:54| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。